予防歯科とは、虫歯や歯周病にならないためのケアです。すでに欧米では予防歯科として定期検診を受けることが一般的です。歯が生え始めてから、生涯を通して歯をトラブルから守るために管理することが重要です。毎日歯を磨いても磨き残しが原因で、虫歯になることもあります。
よって虫歯がなくても歯医者に通って、歯科衛生士のアドバイスを聞くと良いです。そして、自宅でケアを怠らないことが大切です。まずブラッシングのポイントは、できるだけ磨き残しを少なくすることです。特に磨きにくいのが奥歯です。
奥歯に歯垢が溜まると虫歯や口臭につながり、奥歯の寿命を短くします。奥歯の頬側は口を軽く閉じて、歯ブラシの柄を使って唇の端を引っ張るようにして磨きます。奥歯の舌側は、前歯の真ん中から歯列と並行になるように歯ブラシを入れます。歯ブラシが入りやすい方向に顔を傾けると手が疲れにくいです。
奥歯の一番奥は、歯ブラシの先端を使います。またブラッシングをした後にデンタルフロスを使うと、歯垢の除去率が30%アップします。デンタルフロスは歯と歯の間に溜まった歯垢を落とす効果があります。フッ素には虫歯を防ぐ作用があります。
溶けたエナメル質を修復して、虫歯になりにくい歯を作ります。最近では歯磨き粉にフッ素を配合しているものも市販されています。フッ素はブラッシング後にも歯や粘膜に残り、唾液を混ざりながら口の中で効果を発揮します。よってフッ素が長く留まる歯磨き粉を選びます。