インプラント治療のメリットとデメリットは

永久歯を失うと二度と天然歯は取り戻せません。歯を失うと食べ物が噛めなかったり、しゃべりにくかったりさまざまな不都合が出てきます。この不都合を解消するために入れ歯やブリッジといった仮の歯の役割をするものがあります。そして、インプラントも仮の歯の役割を実現するものです。

インプラント治療は、あご骨に人工歯根を埋め込み、その上から人工歯をかぶせる方法で行われます。メリットとして、他の歯を傷つけることなく、天然歯のような噛み心地を得られるというところがあげられます。入れ歯やブリッジの場合、健康な歯にバネをかけて支えにしたり、隣の歯を削ったりすることで支えを作ります。健康な歯を傷つけることは将来的に考えてリスクが高いといえます。

また、入れ歯やブリッジは噛み心地に違和感があったり、発音がしにくいというデメリットがあります。逆にインプラント治療のデメリットは、保険適用外になるため費用が高くなることです。治療院によって素材や技術力によって値段は異なりますが、1本の相場は30万~50万円といわれます。また、入れ歯やブリッジは短期間で治療が完了しますが、インプラントの場合、人工歯根をあご骨に埋め込んでから定着させ、人工歯をかぶせて完了するまで3ヵ月から10か月ほどかかります。

また、インプラント自体は耐久性があり、半永久的に使用できるものとされていますが、歯周病などのトラブルで使用できなくなることがないよう、歯のメンテナンスを欠かすことができません。

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